競技会規則

競技規則

 

World Capoeira Championship Japan 

 

1 章 試合の定義

 

1

 

試合は、試合者双方が試合規則(以下「この規則」という。)に従って、定められたホーダ内において、第 8 章勝敗の定義に基づき、 審判の判定によって勝敗を決めるものとする。

 

2 章 参加資格

 

2

 

申込者はカポエラを始めて1ヶ月以上の経験者で国内外及び他団体の参加も可能とする。

 

年齢、性別、熟練度によりカテゴリー分けされる。参加者数によってはこの限りではない。

 

3 章 ホーダの規格

 

3

 

1.                          ホーダは、半径 250 センチメートルの円形とする。

 

2.                          ホーダ内の外縁には、幅 3 センチメートルの区画線(白色線)をひく。

 

3.                          区画線にスタートラインを設ける。

 

 

 

4 章 禁止事項

 

4

 

1.      故意に相手選手を傷つけるような行為、また組み合い動きを止めることををしてはいけない。

 

2.      ホーダ外からの野次、物を投げるなど、試合を妨害する行為をしてはならない。

 

3.      試合中は競技者以外はホーダに入ってはいけない。

 

 

 

 

 

5 章 試合の方法

 

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1.      試合は、各カテゴリー毎に予選(以下「予選」という。)と決勝(以下「決勝」という。)と 3 位決定戦により行われる。予選は参加者数により、各カテゴリーごとに総当たり戦、もしくはリーグ戦で行われる。決勝と 3 位決定戦は 1 試合 1 ラウンド勝負とする。

 

2.      決勝、3 位決定戦とも決められたラウンド内に勝敗が決しないときは、延長戦を行う。

 

 6 条 敗者復活戦を行うこともある。

 

 

 

 6 章 試合時間

 

7

 

試合時間は、1 ラウンド 1 分間とし、延長戦は1回あたり 40 秒とする。

 

 8

 

審判員が何らかの判断で試合中止の宣告をし、試合再開までに要した時間は、試合時間とみなさない。

 

 

 

7 章 試合の開始・中止・再開及び終了

 

9

 

試合は、試合者双方が審判員の指示に従い、ホーダ入り口で握手・挨拶した後、次項の方法で開始される。

 

1. 審判員の合図で、試合が開始される。

 

 10

 

試合は、試合中の審判員の中止の通告で中止し、再開の通告で再開する。

 

11 条 試合は、審判員の終了の宣告で終了する。

 

 8 章 勝敗の定義

 

12  勝敗は、次の各号のもとに審判員間で協議の上、判断する。

 

・競技会審査基準 

 

技能 ジョーゴのボリューム 効果 連続性 客観性 ジョーゴ意識

 

(審査員は、それぞれの項目ごとに 1-10 の点数を持つ。)

 

 

 

    技能 攻撃や移動の美しさと洗練度であり、全体的な動き、形の美しさ。

 

    ジョーゴのボリューム

 

組み手の際に相手の懐に入ったり出たりすることによる間合いの柔軟性、またそれに続くアクロバットなどの魅せる動き。

 

    効果 攻撃や回避動作の強さや速さ。またそれらに緩急をつけたバランス。

 

    連続性  ジョーゴの組立のことであり、いかに動きを止めずに滑らかにつなげていけるか。 

 

判断力

 

適切な距離感で攻撃、回避ができているか。また的確な判断で技をくりだすことができているか。

 

ジョーゴの意識

 

技能、客観性、効果、ジョーゴのボリュームや客観性、全て含めたをうえで、相手を傷つけることなく、紳士的に成熟したジョーゴができているか。

 

 9 章 反則

 

13

 

1.      試合者が第 4 条の各項に示す禁止事項に該当する行為を行った場合は、反則とする。

 

2.      試合者が相手または、審判員の人格を無視するような言動をすること。

 

3.      試合中、正当な理由がなく試合の中止を要請すること。

 

4.      審判員の試合開始の通告前に試合を開始すること。

 

5.      その他、試合の公正を害すると思われる行為をすること。

 

10 章 罰則

 

14

 

1.      前条第1項、第2項の反則を犯した試合者は負けとし、審判員は退場(予選時は敗者復活戦なし)を命じる。

 

2.      前条第 3 項の反則を犯した試合者は負けとし、審判員は失格を命じる。

 

3.      前条第 4 項から第5項の反則行為を犯した場合、1 回毎に反則とし 2回犯したときは、審判員は相手側を勝者とする。

 

15

 

13 条第 4 項から第 5 項の反則は、1 試合を通じて積算する。

 

11 章 試合中負傷又は事故が生じた場合

 

16

 

試合者は、試合中に負傷したり、事故等のため試合を継続することができなくなった場合は、試合の一時中止を要請することができる

 

 

 

17

 

負傷及び事故によって試合が継続できないときは、その原因が一方の故意及び過失による場合は、その原因を起こした方を負けとし、その原因が明瞭でないときは、試合不能者又は試合の中止を申出た者を負けとする。

 

 18

 

負傷及び事故で試合を継続することの可否判断は、審判員及び大会実行委員の総合判断によるものとし、その処理に要する時間は 5 分とする。

 

 12 章 異議申立て

 

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1.                          審判員の判定に対し、だれも異議申立てすることはできない。

 

2.                          この規則の実施に関して疑義がある場合は、その大会前日までに、大会実行委員会に対し異議の申立てすることができる。

 

 13 章 審判旗等の規格

 

20

 

審判旗は、A4サイズの用紙で(縦 30 センチメートル、横 20 センチメートル)赤色及び白色の 2 枚を用意する。

 

 21

 

選手の標識は、赤コーナーの待機者は赤色、白コーナーの待機者は白色として赤コーナーの選手は赤色のビブスを着用する。

 

 14 章 資格審査

 

22

 

1.      大会募集期間に申し込まれた申込書類に基づき、事前にカテゴリー分けを行う。

 

2.      申込者は第 2 章の参加資格の基準を有する者とする。

 

 

 

 

 

15 章 その他

 

23

 

大会の規模、内容等の改訂事情がある場合には、この規則の精神を損なわない限り、これによらないことができる。

 

 24

 

大会参加者及びその関係者は、大会の基本精神を尊重し、不適当な表現を行わないものとする。

 

 25

 

この試合規則のほか、必要な事項については、第2WCCJ実行委員会の決議によりこれを定める。